おはようございます、西澤です。
8月になり、今月は「柔道整復学理論」から出題していきます。
さて、先月、先々月と解剖学、生理学の問題を出題してきました。
問題を解いてみて、自信がなかった受験生の方は「夏期集中講座」に参加してみませんか?
是非お申込みください。お待ちしております。
今週も問題を解いていきましょう。
問題1 骨折で異常可動性を証明しやすいのはどれか。2つ選べ。
1. 圧迫骨折
2. 捻転骨折
3. 横骨折
4. 陥凹骨折
問題2 ソルターハリス(Salter&Harris)の分類で、Ⅲ型とⅣ型に共通しているのはどれか。
1. 受傷頻度が高い。
2. 関節内骨折である。
3. 成長軟骨板が離開している。
予後良好である
問題3 骨端成長軟骨板の損傷はどれか。
1. 大腿骨頭すべり症
2. ぺルテス(Perthes)病
3. 分裂膝蓋骨
4. 有痛性外脛骨
問題1 【解答】 2,3 【柔理】p.32
異常可動性(異常運動)は長骨の完全骨折などに認める。不全 骨折では骨の連絡を保っているため、可動性を証明しにくい。また関節付近などでは関節運動との判別がしにくく、判別は 困難である。
問題2 【解答】 2 【柔理】p.39,40
骨端成長軟骨板の損傷を、ソルターハリスは5つの型に分類 している。
1. 最も受傷頻度が高いのはⅡ型であり、次いでⅠ型に多い。
3. 成長軟骨板の離開を認めるのはⅠ・Ⅱ・Ⅲ型である。
4. Ⅳ・Ⅴ型は予後不良である。
問題3 【解答】 1 【柔理】p.39,338,339,386,410,411
1. 大腿骨頭すべり症は、思春期に大腿骨近位骨端線で骨端が頸部に対して後下方にすべる疾患である。
2. ぺルテス病は、発育期の大腿骨頭骨端核に部分的あるいは全体に阻血性壊死をきたす疾患である。
3. 分裂膝蓋骨は先天的に膝蓋骨が二つ以上に分裂している ものをいう。
4. 有痛性外脛骨は足の舟状骨内側に存在する過剰骨が疼痛の原因となる疾患である。
柔道整復師国家試験対策校 ジャパン国試合格
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