今日の問題

今日の問題

おはようございます、佐藤です。

先週末は すごい雪でしたね。

受験生のみなさん、怪我等されていないでしょうか。

昨日、仙台会場で「第3回ジャパン模試」を
受験された方はお疲れ様でした。

さて、本日は「第2回ジャパン模試」から
柔道整復学理論の必修問題を全14問掲載致します。

問題 外力の働き方によって3型に分類される骨折はどれか。
1. 屈曲骨折
2. 圧迫骨折
3. 捻転骨折
4. 破裂骨折

【解答】 1 【柔理】p.29~30
屈曲骨折は、1~3型に分類され、1型では「骨片骨折」、2型では「斜骨折」となる。圧迫骨折は、骨の種類や力の加わった方向により様々な形態をなす。捻転骨折は、螺旋状骨折となる。破裂骨折は、椎骨・頭蓋骨で起こり、強力な外力を受け破裂粉砕する。

問題 正しいのはどれか。
1. 高齢者の骨折の固定は強固なほどよい。
2. 骨折の固定による関節拘縮は、成人より幼児のほうが早期に回復する。
3. 小児骨折の場合、自家矯正が期待されるものは観血療法の適応となる。
4. 高齢者の骨折の処置として、長期安静臥床が望ましい。

【解答】 2 【柔理】p.41
高齢者の骨折固定は、強固に長期間行うことで機能障害を起こし易く、軽く短期間だと変形を呈する。よって、患者およびその家族には全身症状、日常の活動量、および認知の程度を考慮して治療方針を提案する必要がある。また、長期臥床させることで合併症を起こしたり、寝たきり状態に移行したりする危険もあるため、早期離床するように治療を行う必要がある。
小児骨折の場合は、自家矯正の期待できるものは、極力、余計な処置をおこなわないようにする。

問題 骨折および脱臼の整復法について正しいのはどれか。
1. 脱臼の整復は解剖学的整復を必要とする。
2. 整復操作に牽引操作は必要としない。
3. 整復操作は受傷後12時間以上経過してから行うとよい。
4. 骨折の整復は遠位骨片に近位骨片を適合させる操作が一般的である。

【解答】 1 【柔理】p.94
脱臼の整復は骨折の整復と異なり、正確な整復を必要とし、わずかな転位も許容できない。整復を行う場合は、基本的にどんな時でも牽引力を必要とするため、牽引操作は必須となる。骨折・脱臼とも時間が経過することで整復が困難となる。骨折の整復法は近位骨片に遠位骨片を適合させる操作が一般的である。ただし、肘頭骨折のように例外もある。

問題 顎関節脱臼について、誤っているのはどれか。
1. 男子より女子に多い。
2. 前方脱臼が最も多い。
3. 投石帯にて固定を行う。
4. ヒポクラテス法は口外法である。

【解答】 4 【柔理】p.134~138
ヒポクラテス法は、口内法である。女子は男子より関節窩が浅いため脱臼しやすい。前方脱臼が最も多く、そのうち片側脱臼より両側脱臼が多い。投石帯の他に単頭帯、複頭帯を使用することもある。

問題 鎖骨骨折について正しいのはどれか。
1. 直達外力による発生頻度が高い。
2. 直達外力では、中外1/3部で骨折が発生しやすい。
3. 不全骨折の場合は、上方凸の変形をとることが多い。
4. 整復位の固定保持は容易である。

【解答】 3 【柔理】p.183~185
鎖骨骨折は、介達外力による発生頻度が高い。中外1/3部での定型的転位をとる骨折は、介達外力により発生する。また、鎖骨骨折自体は、外1/3部に発生することが多い。鎖骨骨折の固定は、骨折断面の面積が狭いことや、骨折部にせん断力が加わりやすいため困難となる。

問題 上腕骨外科頸骨折について正しいのはどれか。
1. 成人に多い骨折である。
2. 伸展型骨折と屈曲型骨折に分けられる。
3. 絆創膏固定が効果的である。
4. 上腕骨骨折の分類上では、結節下骨折に属する。

【解答】 4 【柔理】p.195~199
上腕骨骨折の分類は、結節上骨折には骨頭骨折と解剖頸骨骨折が属し、結節下骨折には、外科頸を含め、大結節および小結節の単独骨折と結節部貫通骨折が属する。
外科頸の骨折は、高齢者に多く、外転型、内転型に分けられる。伸展型および屈曲型骨折は、上腕骨顆上骨折や橈骨遠位端部骨折等の分類で用いられる。一般的に絆創膏では固定力が弱いため、絆創膏のみで固定を行うことはない。

問題 上腕骨顆上骨折について正しいのはどれか。
1. 屈曲型骨折の発生頻度が高い。
2. 伸展型骨折は手を突いた際に発生することが多い。
3. 伸展型骨折の骨折線は後方から前上方に走行する。
4. 屈曲型骨折は肘内障と症状が一致する。

【解答】 2 【柔理】p.205~208
伸展型骨折の発生頻度が高く、骨折線は前方から後上方に走行する。また、伸展型骨折が肘関節後方脱臼の外観と類似するが、肘内障は、橈骨輪状靱帯の脱臼のため、骨折の特異症状などはみられない。
屈曲型骨折は、肘を突いた際に発生し、骨折線は後方から前上方に走る。

問題 橈骨遠位端部伸展型骨折について正しいのはどれか。
1. 尺骨骨折を合併することがある。
2. 背側バートン骨折のことである。
3. 高齢者のみに発生する骨折である。
4. 手関節を掌屈し、手背を突いた際に発生する。

【解答】 1 【柔理】p.231~235
橈骨遠位端部伸展型骨折は、コーレス骨折のことであり、手掌をついて手関節の背屈が強制され、さらに回外の力が加わりされて発生しやすい。幼児から高齢者まで幅広い年齢層に発生する。
背側バートン骨折は、橈骨遠位端部(辺縁部)が骨折して関節面に骨折線がおよび、骨片が背側に転位した状態となる。

問題 舟状骨骨折について誤っているのはどれか。
1. 結節部での骨折が最も多い。
2. 介達外力により発生しやすい。
3. スナッフボックスの部分に腫脹および疼痛を認める。
4. 手根骨骨折中、最も発生頻度が高い。

【解答】 1 【柔理】p.240~241
舟状骨骨折の分類として、「結節部骨折」、「遠位1/3部の骨折」「中央1/3部(腰部)の骨折」「近位1/3部の骨折」の4つに分けられ、中央1/3部の骨折が最も発生頻度が高い。また、中央1/3部(腰部)の骨折、近位1/3部の骨折では、栄養血管が遮断されやすいため、近位骨片が壊死に陥る可能性が高い。

問題 外傷性の肩関節脱臼について最も多いのはどれか。
1. 鎖骨下脱臼
2. 肩峰下脱臼
3. 烏口下脱臼
4. 腋窩脱臼

【解答】 3 【柔理】p.264~269
肩関節脱臼は、大部分が前方脱臼となり、そのうち、烏口下脱臼が最も多く、次いで鎖骨下脱臼となる。その他の後方脱臼に属する肩峰下脱臼、下方脱臼に属する腋窩脱臼は稀にしかみられない。

問題 上腕二頭筋長頭腱損傷の検査法はどれか。
1. スピードテスト
2. ペインフルアークサイン
3. エデンテスト
4. チェアーテスト

【解答】 1 【柔理】p.432~434
上腕二頭筋長頭腱損傷の検査法として、スピードテストとヤーガソンテストがある。ペインフルアークサインは、腱板断裂の鑑別に、エデンテストは胸郭出口症候群の肋鎖症候群と頸肋症候群の鑑別に、チェアーテストは、上腕骨外側上顆部の損傷を鑑別するために用いられる。

問題 大腿骨頸部骨折について正しいのはどれか。
1. 下肢は一般的に内旋位をとる。
2. 立位姿勢の保持や歩行に影響はない。
3. 幼少児に多く発生する。
4. 骨癒合には12週を必要とする。

【解答】 4 【柔理】p.42,322~326
グルトの骨癒合日数表によると、12週が必要となる。
頸部骨折により下肢は外旋位をとり、立位は不能となる。歩行にも障害がでるが骨折の状態によっては歩行可能なものもある。高齢者に多く発生する骨折である。

問題 膝蓋骨脱臼について正しいのはどれか。
1. 軋轢音を触知できる。
2. 直達外力により発生しやすい。
3. 内側広筋のトレーニングは再発予防に効果的である。
4. 徒手整復は困難である。

【解答】 3 【柔理】p.375~376
内側広筋、大腿直筋のトレーニングを行うことが、膝蓋骨の位置の安定化を向上させるため、再発予防に効果的である。膝蓋骨の脱臼は、容易に自然整復されるため、整復も容易である。
膝蓋骨骨折の場合は、直達外力によっても発生しやすいが、膝蓋骨脱臼の場合は、ほとんどが介達外力によるものが多い。また、軋轢音を触知できるのは膝蓋骨骨折となる。

問題 ラックマンテストが陽性となる損傷はどれか。
1. 前十字靱帯損傷
2. 後十字靱帯損傷
3. 内側側副靱帯損傷
4. 外側側副靱帯損傷

【解答】 1 【柔理】p.436~438
Drawer sign であれば、前十字靱帯および後十字靱帯の損傷を鑑別できるが、ラックマンテストは、前十字靱帯の損傷のみ鑑別可能となる。側副靱帯の損傷の鑑別は、側方動揺性テスト、アプレーテストにより鑑別できる。

明日は東京と名古屋で模試を実施致します。

各会場で受験される方は、本番同様しっかりと
準備をしていらしてくださいね。

 http://jkokushi.jp/