ジャパン国試合格

2/28 本日の5問(柔理)

おはようございます。大石です。

いよいよ国家試験まで残り2日です!

それでは、本日の問題です。

 

問題1 リスフラン関節脱臼で正しいのはどれか。

  1. 内側脱臼 ――― 足内側縁に楔状骨を触れる。
  2. 外側脱臼 ――― 足尖がやや内転する。
  3. 底側脱臼 ――― 足背部に中足骨が突出する。
  4. 背側脱臼 ――― 足指は伸展位を呈する。

 

問題1 【解答】 4 【柔理5p.381-383

リスフラン関節脱臼はまれな脱臼であるが、様々な脱臼型があるため、各分類で特徴を有する。

  1. 内側脱臼では足内側縁に第1中足骨が突出する。
  2. 外側脱臼では、足尖はやや外転する。
  3. 底側脱臼では、足背部に足根骨が突出する。
  4. 背側脱臼では、尖足位変形をとり足指は伸展位を呈する。

 

問題2 顎関節症の型とその原因との組合せで正しいのはどれか。

  1. Ⅰ型 ――― 咀嚼筋障害
  2. Ⅱ型 ――― 関節円板の前方転位
  3. Ⅲ型 ――― 関節包・靱帯障害
  4. Ⅳ型 ――― 精神的因子によるもの

 

問題2 【解答】 1 【柔理5p.140-143

顎関節症はⅠ型からⅤ型の5つに分類される。

Ⅰ型は咀嚼筋障害で、筋症状を主体とする。

Ⅱ型は関節包・靱帯障害で、オトガイ部の強打、過度の開口や硬いものの無理な咀嚼などが原因となる。

Ⅲ型は関節円板の前内方転位、円板変性穿孔や線維化などがみられる。Ⅲa型は円板の前方転位が復位するもので、Ⅲb型は前方転位が復位しないものである。そのため、Ⅲa型では関節雑音を生じるが、Ⅲb型はクリック音を認めない。

Ⅳ型は変形性関節症で、軟骨破壊、骨増殖、下顎頭変形や円板穿孔など進行性の病変が主体となる。

Ⅴ型は精神的因子によるもので、心因性顎関節症ともいわれる。

 

問題3 スポーツ障害と起因筋との組合せで正しいのはどれか。

  1. SLAP損傷 ――――― 上腕二頭筋
  2. 野球肘 ―――――― 短撓側手根伸筋
  3. 腸脛靱帯炎 ―――― 縫工筋
  4. テニスレッグ ――― 内側ハムストリングス

 

問題3 【解答】 1 【柔理5p.293,300-302【柔実】p.398

  1. SLAP損傷とは、投球動作による繰り返しのストレスにより肩関節上方関節唇(上腕二頭筋長頭腱付着部)が剝離、断裂する。よって上腕二頭筋が起因筋となるのでこれが正解となる。
  2. の野球肘には内側型、外側型、後方型がありそれぞれに発生機序が違う。内側型は肘にかかる強い外反力により肘部内側にストレスがかかり発生する。外側型は肘に強い外反力がかかり、上腕骨小頭と橈骨頭間に過度の圧迫力がかかり発生する。後方型はボールリリース後に肘関節は過伸展となり、肘頭と上腕骨肘頭窩間に衝突ストレスがかかり発生する。短橈側手根伸筋が起因となるスポーツ障害はテニス肘である。
  3. の腸脛靱帯炎は腸脛靱帯と大腿骨外顆の摩擦により炎症が生じるスポーツ障害である。起因筋とするならば腸脛靱帯と連なっている大殿筋および大腿筋膜張筋といえる。縫工筋は上前腸骨棘から膝関節の内側下部に停止し鵞足を形成している。
  4. のテニスレッグとは下腿三頭筋の肉ばなれのことである。テニスのプレイヤーに多く発生するためテニスレッグと呼ばれている。よって起因筋は下腿三頭筋である。ハムストリングスはダッシュや疾走中に受傷しやすい。

 

問題4 軟部組織損傷と徒手検査の組合せで正しいのはどれか。

  1. 腱板損傷――――クレピタス(crepitus)
  2. 上腕骨外側上顆炎―――ヤーガソン(Yergason)テスト
  3. 腸脛靱帯炎―――パトリック(Patrick)テスト
  4. 半月板損傷―――牽引アプライ(Apley)テスト

 

問題4 【解答】 1 【柔理5p.290,302,397,399

各疾患に対する徒手検査は臨床の現場においても非常に重要なことで、知識および操作ができるようにしておかないといけない。

  1. の腱板損傷の徒手検査には、ドロップアームサイン、ペインフルアークサイン、インピンジメント徴候、クレピタス(挙上時雑音)が使用される。したがってこれが正解となる。
  2. の上腕骨外側上顆炎にはトムゼンテスト、中指伸展テストが使用される。ヤーガソンテストは上腕二頭筋長頭腱炎の検査である。
  3. の腸脛靱帯炎にはグラスピングテストが使用される。パトリックテストは股関節疾患に用いられる。
  4. では同じアプライテストという名称であっても操作の違いで検査対象が変わる。牽引アプライテストは側副靱帯損傷で圧迫プライテストは半月板損傷の検査法となる。半月板損傷にはマックマレーテスト、ステインマンテスト、ワトソン・ジョーンズテスト、圧迫アプライテストが使用される。

 

問題5 神経障害とその症状との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。

  1. 手根管症候群―――――――小指球の萎縮
  2. ギヨン(Guyon)管症候群―― 第5指の感覚障害
  3. モートン(Morton)病――――第2趾の感覚低下
  4. 浅腓骨神経麻痺―――母趾内側半分の感覚低下

 

問題5 【解答】 2,4 【柔理5p.313【整形】p.263-264

  1. 手根管は凹型に配列した手根骨と掌側を覆う屈筋支帯により形成されるトンネルであり、正中神経が通る。トンネル部分で正中神経が圧迫されるため、筋の萎縮は母指球に現れる。
  2. 豆状骨と有鉤骨鉤の間に短小指屈筋の筋腱性アーチがあり、ギヨン管を形成している。尺骨神経が通過しているため、この部位で絞扼されると、筋萎縮は小指球に生じる。そして指の感覚領域である第4指尺側と5指の感覚障害が生じる。
  3. モートン病では第34趾の趾半分ずつの感覚低下を特徴とする。中足骨頭部間で神経が圧迫されて生じる。
  4. 浅腓骨神経麻痺は母趾内側半分の感覚低下を特徴とし、内側楔状骨背側にチネル徴候を認め、長母趾伸筋の腱炎を伴うことがある。

 

いかがでしたか。

間違っていた部分は教科書で確認してくださいね。