ジャパン国試合格

2/15 本日の5問(柔理)

おはようございます。大石です。

国家試験まで残り15日です!

それでは、本日の問題です。

 

問題1 骨折の合併症とその好発骨折部位との組合せで正しいのはどれか。

  1. 外傷性皮下気腫 ――― 肋骨骨折
  2. 脂肪塞栓症候群 ――― 手の舟状骨骨折
  3. 阻血性骨壊死 ――― 大腿骨骨幹部骨折
  4. ズデック(Sudeck)骨萎縮 ――― 上腕骨外科頸骨折

 

問題1 【解答】 1 【柔理5p.36-39

合併症は併発症、続発症、後遺症に分けられる。

  1. 続発症に区分される。肋骨骨折の際に肺が損傷されて損傷側の胸壁の皮下に気腫が生じて膨れる。触診により握雪音(捻髪音)を認める。
  2. 続発症に区分される。骨折時、脂質代謝が変化して血液中の脂肪が脂肪滴となり、あるいは骨損傷部から流出した骨髄脂肪の小滴が血管内に入り込むものと考えられている。大腿骨や骨盤骨骨折などの後や多発骨折時にみられる。
  3. 後遺症に区分される。骨折による供給血管が損傷されることで、骨片への血行が遮断され、壊死に陥る。大腿骨頸部内側骨折、手の舟状骨骨折や距骨骨折等で起こしやすい。
  4. 後遺症に区分される。有痛性骨萎縮で、四肢外傷後に四肢末梢部に起こりやすい。小動脈の血管攣縮によるもので交感神経障害と考えられている。代表例として、コーレス骨折が挙げられる。

 

問題2  骨折と好発年齢の組合せで正しいのはどれか。

  1. 橈骨頸部骨折 ――――――― 成人期
  2. 上腕骨解剖頸骨折 ――――― 老年期
  3. 肋軟骨骨折 ―――――――― 小児期
  4. 大腿骨頸部骨折 ―――――― 小年期

 

問題2 【解答】 2 【柔理5p.160,195,218,325

  1. 橈骨近位端部での骨折は、頭部は成人に、頸部は小児に多くみられる(骨端線離開もみられる)。
  2. 上腕骨解剖頸骨折は、老年期(高齢者)に多く転倒して肩部を強打したときに生じる。
  3. 小児期の肋骨・肋軟骨は弾力性に富むために骨折はまれである。
  4. 大腿骨頸部骨折は高齢者に多くみられる骨折で、他には、上腕骨外科頸骨折、橈骨遠位端骨折等があげられる。

 

問題3 高齢者で外傷の自覚なしに骨折を起こした。最も考えられるのはどれか。

  1. 5中手骨頸部骨折
  2. 11肋骨骨折
  3. 7胸椎椎体圧迫骨折
  4. 踵骨骨折

 

問題3 【解答】 3 【柔理5p.41,144-145,160-161,362

高齢者で骨粗鬆症の進んだ症例では、咳やくしゃみなどの軽微な外力の骨折の他、ほとんど外傷の自覚なしに骨折している場合がみられるので、安易に「骨折がない」と判断しないなど慎重な対応が必要である。

  1. 頸部骨折はボクサー骨折またはパンチ骨折ともいわれ、拳を強打することによって発生することが多い。
  2. 閉経期を過ぎた女性では骨粗鬆症を起こしていることが多いので、軽微な外力、激しい咳でも肋骨を骨折することがある。しかしながら、第11肋骨は浮肋骨なので骨折はまれである。
  3. 胸椎は胸郭の一部を構成し可動性が少なく後彎状にあるため、強い屈曲力が働くと圧迫骨折が生じる。高齢者では骨粗鬆症のため軽微な外力でも発生するためこれが正解となる。
  4. 踵骨骨折の大半は高所からの転落や飛び降りによる直達外力で生じる。

 

問題4  触診で誤っているのはどれか。

  1. 損傷部より近位側の感覚異常は常に調べるべきである。
  2. 繰り返しの外力での損傷は圧痛が認められる。
  3. 軋轢音は触診で得られる情報である。
  4. 下肢外傷の血管損傷合併の確認に足背動脈の拍動を確認する。

 

問題4 【解答】 1 【柔実】p.14-17

触診は診察において、患部に直接触れて情報を得る手法である。

  1. 末梢神経損傷の合併があれば損傷部より遠位側に皮膚の感覚異常が認められ、いかなる損傷でも末梢血管損傷の合併がないとは言い切れず、遠位側の感覚異常は常に調べる必要がある。
  2. 急性外傷でも繰り返しの外力での損傷でも圧痛が認められる。
  3. 一般に患部に生じる雑音は耳で聞こえる場合が少なく、手掌などで触れて発見される場合が多いので“触知”と表現される。
  4. 血管損傷の合併があれば遠位側の動脈が減弱または消失することが多い。一般に、上肢の損傷では橈骨動脈、下肢の損傷では足背動脈の拍動を確認する。

 

問題5  骨折の徒手整復法で正しいのはどれか。

  1. 関節内粉砕骨折に適応である。
  2. 骨片間に軟部組織が介在している場合は屈曲整復法を適応する。
  3. 捻転転位は牽引により自然に整復される。
  4. 牽引直圧整復法の直圧操作で側方転位を除去する。

 

問題5 【解答】 4 【柔理5p.92-93

  1. 粉砕骨折は徒手整復が不可能な骨折であり、関節内骨折は解剖学的な整復が要求される骨折であるため、徒手整復は適応されない。
  2. 骨片間に軟部組織が介在している場合、徒手整復は適応されない。
  3. 牽引直圧整復法の操作は、牽引力と直圧を利用して行う。高度な捻転転位は牽引により自然に整復されることは少なく、まず捻転転位の整復を行う必要がある。
  4. 牽引による短縮転位の整復を待って、骨折端に側方から直圧を加えて、側方転位の整復を完了させる。

 

いかがでしたか。

間違っていた部分は教科書で確認してくださいね。