ジャパン国試合格

2/14 本日の5問(柔理)

おはようございます。大石です。

国家試験まで残り16日です!

それでは、本日の問題です。

 

問題1 6歳の男児。遊具から落下した際に肘関節伸展位で手掌を衝き、受傷した。左肘部に激痛、腫脹がみられたため、来所した。左上肢長は短縮しているが、ヒューター線の乱れはない。肘関節の厚さと幅は増大している。固定肢位で正しいのはどれか。

  1. 肘関節ほぼ伸展位、前腕回外位
  2. 肘関節直角位、前腕回外位
  3. 肘関節8090度、前腕回内回外中間位
  4. 肘関節90100度、前腕回内位

 

問題1 【解答】 4 【柔理】 p.205-212

本症例は、小児であること、発生機序が肘関節伸展位で手掌を衝いたこと、上肢長が短縮していること、ヒューター線の乱れはないこと、肘部の厚さと幅が増大していることから、上腕骨顆上伸展型骨折が考えられる。上腕骨顆上伸展型骨折は4.肘関節90100度、前腕回内位で固定する。

  1. 肘頭骨折の固定肢位である。
  2. 橈骨近位端部骨折の固定肢位である。
  3. 上腕骨顆上屈曲型骨折の固定肢位である。

 

問題2 15歳の男性。サッカーの強豪校所属であり、連日厳しい練習をしていた。数か月前に練習試合で他の選手と接触して右膝を打撲し、最近になって練習後の右膝の痛みと腫れが気になり来院した。検査所見は以下であった。

・安静時痛()・腫脹(+)・膝蓋骨部の圧痛(+)・外反ストレステスト()・マックマレーテスト()・大腿四頭筋伸長時の膝の疼痛(+

治療法または患者への指導で正しいのはどれか。

  1. 数週間のシーネ固定を施行する。
  2. 1選択として観血療法が望ましい。
  3. スポーツ活動はそのまま継続させる。
  4. 大腿四頭筋のストレッチを行う。

 

問題2 【解答】 4 【柔理】p.338-339

年齢、連日膝を酷使していること、膝を打撲していること、また検査所見から膝の靱帯損傷ではなく、膝蓋骨に問題があることが推測できる。膝蓋骨の問題として膝蓋骨骨折、有痛性分裂膝蓋骨、シンディングラーセンヨハンソン病などが推測できるが、打撲から数か月経っていることを考えると膝蓋骨骨折は除外できる。有痛性分裂膝蓋骨、シンディングラーセンヨハンソン病のどちらにしてもシーネ固定が選択されることはなく、第1選択として観血療法が選択されることはない。また、スポーツ活動は一時中止させ、大腿四頭筋の柔軟性を確保することが重要である。

 

問題3 17歳の男子。中学から陸上部に所属し、現在は走り幅跳びで競技会に参加している。1ヶ月前より練習後の右下腿に痛みが強かったため、近隣の医療機関を受診した。その医療機関では、脛骨の内側縁と腓骨の外側縁に圧痛を認めるが、エックス線検査では特に変化は認めなかった。念のため、別の医療機関でのMRI検査を勧められ、下腿骨の骨髄浮腫を認めたので、その医療機関では練習の休止を宣告された。しかし、競技会が近いため練習を継続せざるを得ず、この1週間はアイシングしても腫脹や熱感が引かないため再度近隣の医療機関を受診した。今回のエックス線検査では、骨膜の腫脹と同部位に橫に走行する骨折線が観察された。この所見が観察された部位はどれか。

  1. 脛骨中下1/3部と腓骨上1/3
  2. 脛骨中央1/3部と腓骨上1/3
  3. 脛骨中央1/3部と腓骨下1/3
  4. 脛骨上中1/3部と腓骨下1/3

 

問題3 【解答】 2 【柔理】p.350

下腿骨の疲労性骨折は疾走(ランニング)型と跳躍(兎跳び)型に分類され、脛骨では疾走型が上中1/3部と中下1/3部、跳躍型は中央1/3である。腓骨は上1/3部が跳躍型、下1/3部が疾走型である。したがって解答は脛骨中央1/3部と腓骨上1/3部の組み合わせとなる。

 

問題4 58歳の男性。患者は野球を小学生の頃から始め、長年にわたりピッチャーとしてボールを投げてきたと言う。最近、投球時や日常生活で肘関節内側部に疼痛が出現してきたことから来所した。さらに手指のシビレや服のボタンかけや箸が使いにくくなってきたと訴えている。最も考えられるのはどれか。

  1. 5指屈曲力の低下。
  2. 著明な腫脹を認める。
  3. ファーレン(Phalen)徴候は陽性である。
  4. フローゼ(Frohse)の腱弓部が関与する。

 

問題4 【解答】 1 【柔理】p.305-307,313

この問題は、変形性肘関節症による尺骨神経障害である。

  1. 尺骨神経支配領域のシビレ感や肘関節内側部の疼痛、尺側手根屈筋や第45指深指屈筋、手の内在筋の萎縮によりピンチ力が低下する。
  2. 腫脹は軽度である。
  3. 正中神経障害での徴候である。
  4. 橈骨神経障害の絞扼部位である。

 

問題5  骨折の特徴で正しいのはどれか。

  1. 脆弱性骨折は小児に多い。
  2. 新鮮骨折は炎症期までの骨折を指す。
  3. 複合骨折は骨片骨折を含む。
  4. 横骨折は骨折線が骨長軸に対して平行に走るものをいう。

 

問題5 【解答】 3 【柔理6p.25【柔理5p.25,28,31

  1. 脆弱性骨折は骨粗鬆症などにより骨の強度が低下して生じる骨折であり、高齢者に多い。
  2. 仮骨形成期以降を陳旧性骨折といい、それ以前を新鮮骨折という。
  3. 骨片骨折(TVY字状骨折含む)、粉砕骨折をまとめて複合骨折という。
  4. 横骨折は骨折線が骨長軸に対して垂直に走るものである。

 

いかがでしたか。

間違っていた部分は教科書で確認してくださいね。